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子供の歯科恐怖症に対処する方法

歯医者さんを嫌がるお子様も多いかと思います。そのため、本日はお子様がすすんで歯医者さんに行けるようになるポイントをお伝えします。

歯科恐怖症は、多くの子供たちが抱える問題の一つであり、歯医者さん嫌いから必要な歯科治療を受けることを妨げるケースも出てきます。このような子供の歯科恐怖症の原因と対応について詳しく説明していきます。

■歯科恐怖症の原因
①痛みの恐れ
以前に痛みを伴う治療を経験したことがある場合、その記憶がトラウマとなり、再び同じ痛みを経験することへの恐怖が生じます。

②見知らぬ環境への不安
歯科医院の環境は子供にとって非常に異質であり、慣れない器具や音、匂いが不安を増大させることがあります。

③コントロールの喪失感
治療中に動けない状態が不安やパニックを引き起こすことがあります。

④親の不安
親自身が歯科治療に対してネガティブな感情を持っている場合、それが子供に伝わり、恐怖を感じる原因となることがあります。

■対処方法
①事前準備の徹底
治療前に歯医者さんに訪れ、子供が環境に慣れる機会を与えることも大切です。また、治療内容や流れを子供が理解できるように簡単な言葉で説明し、何が起こるかを予測させることで、不安を軽減します。

②ポジティブな言葉の使用
「痛い」、「怖い」といった否定的な言葉は避け、「すぐ終わるよ」、「とても上手だね」といった励ましの言葉を使い、ポジティブな雰囲気を作り出します。

③治療の進行における子供のコントロール
子供が一時的に治療を中断したい場合は、手を挙げるなどのサインを使うことができるようにし、子供自身にいくらかのコントロールを持たせます。これにより、安心感を与え、自分のペースで治療を進めることができます。

④親の関与
親が治療中に同席し、手を握るなどして支えることで、子供の安心感を高めます。しかし、親自身が歯科治療に対して不安を持っている場合は、その感情が子供に伝わらないよう注意が必要です。

⑤適切な鎮痛剤の使用
痛みを最小限に抑えるために、適切な鎮痛剤を使用します。局所麻酔の使用や、場合によっては笑気麻酔を用いることもあります。これにより、痛みを感じることなく治療を受けることが可能になります。

⑥行動療法の導入
子供の行動をゆっくりと変えていく行動療法を取り入れることが有効です。例えば、徐々に治療時間を延ばす、初めのうちは軽い処置から始めるなど、徐々に子供が歯科治療に慣れるよう導きます。

子供の歯科恐怖症に対処するためには、親と歯科医院の両方が協力して、子供が安心して治療を受けられる環境を整えることが重要です。各ステップで子供の不安を軽減し、ポジティブな歯科体験を提供することで、健康な歯を維持するための一生涯の習慣を築く助けとなります。

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