小児の歯科診療を大切にしている保土ヶ谷区星川にある星川デンタルクリニックです。
小児の歯のケアについて随時発信していきたいと考えています。

今回は「乳歯・永久歯」についてお話していきます。

子供の健康な成長において、歯の健康は非常に重要な役割を果たします。特に、乳歯から永久歯への移行期間は、将来の口腔健康に大きく影響するため、保護者の方々が正しい知識を持ち、適切なケアを行うことが求められます。

■乳歯の役割
乳歯は、単に食物を咀嚼するためだけでなく、永久歯が正しい位置に生えるためのガイドとしての役割も担っています。また、発音の練習や、顔の形を整える上でも重要な役割を果たします。乳歯が早期に失われると、その後に生えてくる永久歯に悪影響を及ぼす可能性があるため、乳歯期のケアは非常に大切です。

■乳歯のケア
乳歯のケアは、生後すぐに始めることが重要です。乳歯が生え始めたら、柔らかい歯ブラシを使用して、毎日優しく磨いてあげましょう。この時期には、フッ化物配合の歯磨き粉の使用について、小児を得意とする歯科医院と相談することが大事です。また、定期的な歯科検診を受けることで、虫歯の早期発見や予防につながります。

■永久歯の生え始め
子供が6歳頃になると、永久歯が生え始めます。この時期には、乳歯と永久歯が混在するため、特に丁寧なブラッシングが必要となります。永久歯が生える位置には、まだ乳歯が残っている場合があるため、適切な時期に乳歯が抜けるよう、歯科医院からのアドバイスに従いましょう。

■食生活と歯の健康
子供の歯の健康を守る上で、食生活も非常に重要です。砂糖を多く含む食品や飲料の摂取は、虫歯のリスクを高めます。健康な食生活を送ることで、歯の健康も保たれます。野菜や果物、乳製品など、バランスの良い食事を心がけましょう。

■予防は最良の対策
定期的な歯科検診は、子供の歯の健康を守る上で欠かせないものです。定期検診で虫歯の予防や、必要に応じてフッ化物塗布などの処置を行います。また、歯の矯正が必要な場合は、早期に対処することで、将来的な問題を防ぐことができます。

子供の歯のケアは、乳歯が生え始める生後数ヶ月から始まり、永久歯がすべて生え揃う12歳頃まで続きます。この期間、保護者の方々が正しいケアを行い、子供自身が歯の健康の大切さを理解することが重要です。
健康な歯は、子供の自信にもつながります。子供の歯の健康のために、適切なケアを始めましょう。