子供に適した歯ブラシ・歯磨き粉の選び方
子供の口腔衛生を保つためには、適切な歯ブラシ・歯磨き粉の選択が非常に重要です。
子供たちが歯磨きを楽しみ、効果的に口腔ケアを行えるように、正しい歯ブラシ・歯磨き粉の選び方について説明していきます。
■歯ブラシ
①歯ブラシのサイズと形状
歯ブラシは子供の年齢や口の大きさに合わせて選ぶべきです。一般的に、幼児用、学童用、そして10歳以上の子供用に分かれています。
また、小さな口に合わせて、ブラシヘッドは小さめのものを選ぶことが大切です。これにより、奥歯や歯と歯の間など、手が届きにくい部分も磨きやすくなります。
更に、柔軟なネックを持つ歯ブラシは、歯や歯茎に優しく、また効果的にプラークを除去することができます。
②ブラシの硬さ
子供の歯や歯茎は非常に敏感ですので、ブラシの硬さも非常に重要です。
子供用の歯ブラシは、通常、ソフトまたはエクストラソフトの毛を使用しています。これにより、歯茎を傷つけずに効果的に歯を清潔に保つことができます。
③ハンドルのデザイン
子供が自分で歯磨きをする場合、ハンドルのデザインも重要です。
子供の小さな手にフィットし、滑りにくいハンドルが望ましいです。これにより、歯磨きの際のコントロールが向上します。
また、子供が歯磨きを楽しむために、キャラクターが描かれているものや、色鮮やかなデザインの歯ブラシが推奨されます。
④電動歯ブラシの使用
電動歯ブラシは、特に年少の子供には非常に効果的な選択肢です。
電動歯ブラシは均一な圧力で歯を磨くため、手動ブラシよりも効果的にプラークを除去することができます。
更に歯磨きの時間を管理するためのタイマーが付いたモデルを選ぶことで、適切な時間、歯磨きを継続する習慣を子供に身に付けさせることができます。
⑤定期的な交換
歯ブラシは定期的に交換する必要があります。通常、3ヶ月に1回の交換を推奨していますが、ブラシが摩耗している場合はそれより早く交換することが望ましいです。
■歯磨き粉
子供が使用する歯磨き粉は、成分、フレーバー、フッ素の含有量など、多くの要素を考慮して選ぶ必要があります。
①フッ素の含有量
フッ素は歯を強化し、虫歯を予防する効果がありますが、子供に使用させる際はその量に注意が必要です。
子供用の歯磨き粉には通常、成人用よりも少ないフッ素が含まれています。3歳未満の子供には、一般的に1000ppm(部分毎百万)以下のフッ素が含まれた歯磨き粉を推奨し、3歳以上であれば1000ppmから1450ppmの間のフッ素が適切です。
まだうがいが上手くできない幼児には、誤って飲み込むリスクを避けるためにフッ素なしの歯磨き粉を使用することも考えられます。
②味とフレーバー
子供が歯磨きを楽しむことは、習慣を身につける上で非常に重要です。
フルーツフレーバーやバブルガムフレーバーなど、子供が好む味の歯磨き粉を選ぶことで、歯磨きの時間を楽しいものに変えることができます。
何種類かのフレーバーを試し、子供が好むものを見つけることが大切です。
③安全性と成分
子供の敏感な体質を考慮して、安全で健康的な成分を含む歯磨き粉を選びましょう。
可能な限り天然成分で作られた歯磨き粉を選ぶことが望ましいです。化学物質や人工甘味料、着色料を避けることで、副作用のリスクを減らすことができます。
子供が特定のアレルギーを持っている場合は、それに配慮した歯磨き粉を選ぶことが重要です。
④泡立ちの少ないタイプ
泡が少ない歯磨き粉は、子供が歯磨き粉を口から出しやすく、また誤って飲み込むリスクを減らすのに役立ちます。
このように子供の歯ブラシ・歯磨き粉の選択は大事になってきます。
まずは色々トライしてみて、お子様に最もあった方法を見つけてください。